学生の声

連携開設科目「フューチャーサーチ」を履修しています

2024年01月15日

遠藤 美湖さん(山梨県立大学国際政策学部3 年生)

〇この科目を受講しようと思ったきっかけは何ですか?
大学受験の面接に向けて、大学で学んだその先のことを考えていた時に、何も知らない自分に気づきました。1年生の基礎ゼミで先生からこの科目のことを聞き、またチラシを見たら知らない企業がたくさん掲載されていたので、まずは県内企業を知ることから始めようと思い、この科目を受講しました。

〇「フューチャーサーチ」ではどんな活動をしていますか?
この科目は、山梨県内の企業や団体が立ち上げた、商品企画やイベント運営などのプロジェクトに学生が参加し、企業とともに活動を進めていきます。
私は、㈱キトーの廃棄アルミレールの活用プロジェクトに参加しました。山梨大学工学部の学生が多かったので、全く接点がない分野の人達と一緒にやってみたい!と思い、このプロジェクトに決めました。山梨とつながりがあるような活用のアイデアを出し合い、工学部の学生が図面を描き、それを企業が形にし、ワイングラスホルダーが完成しました。また、環境先進国であるフィンランドにあるグループ会社の方とオンラインで英語で意見交換を行ったり、企業見学や食事会を企画していただいたりしました。

〇これまで受講してきて、どうですか?
大人の方たちが、学生にこんなにも話しかけてくれることに驚きました。一年近く一緒にプロジェクトを行うので、自分のスキルアップだけでなく、企業のこともよく知ることができます。また、報告会などでは他のプロジェクトの方とも話す機会があり、学生、社会人に関わらず、とにかく人脈を広げることが出来ます。これまで関わってこなかった分野の人たちと交流できるので、とても面白い環境だと思います。

〇山梨大学の科目を受けられることについて、どう思いますか。
山梨県立大学には、いわゆる理系科目が少ないため、県立大では学べない授業を梨大で学べるチャンスがあるのは良いことだと思います。自分がこれまで苦手だと思っていた経済や経営分野など、PENTAS(※)で受けてみたらとても興味深く、苦手意識はそのことをよく知らないから生まれてくるのではないかと考えられるようになりました。これから、データサイエンスなどの山梨大学の科目を受講してみたいと考えています。

〇連携開設科目について、希望がありますか。
履修方法やシステムの違いに戸惑う部分がありますが、一番残念なのは、移動の時間がなくて授業を受けに行けないことです。魅力的な科目がたくさんありますが、移動時間や教室を探す時間を考えると諦めなければならないので、もったいないなと思います。

(2023.12.21 山梨県立大学教育改革推進室でインタビュー)

※PENTAS YAMANASHI:VUCA時代の成長戦略を支える実践的教育プログラム
https://www.pentas.yamanashi.jp/