授業風景
「大学生のための言語表現」
2023年08月29日
担当 仲本康一郎先生 (水曜日2時限)
専門分野:日本語教育 認知言語学
この授業では、アカデミックな文章表現技術を学びます。自らの主張を客観的な根拠に基づいて説明できるようになることを目指します。
授業は対面で行います。毎回の授業テーマに沿った作文課題があります。
前期と後期の2回開講されますが、前期は、毎回英文法のおさらいをしたあと、英語のライティング練習をします。後期は、日本語によるレポート、論文の書き方を学びます。
興味のある分野について教えてください。
日本語が持つ豊かな語彙の世界に関心を持っています。たとえば日本語には、ざあざあ、ころころ、ぐんぐん、うとうと、わくわく、そわそわなど、たくさんのオノマトペ表現があります。歩き方ひとつとっても、てくてく、ぶらぶら、とぼとぼ、つかつか、のっしのっしなど、色々なバリエーションがあります。では、「のこのこ」はどんな歩き方でしょうか。「今頃、のこのこやって来ても遅いよ。」ということばからは話し手のこころまでも感じられますよね。
この科目を受講して何を学んでほしいですか。
大学ではゼミでの発表、レポートや論文作成など、高校までとは異なる学びの技法が求められます。文章を書くことが苦手な人は多いですが、これなら自分にも書けそうだという感触を得て、アカデミックな世界を生き抜いていってほしいと思います。
(2023.08.24 インタビュー)