授業風景

「特別支援教育総論」

2022年09月09日

担当 永田真吾先生 (前期 月曜日2時限)

 

専門分野:特別支援教育、教育心理学、教育工学

 

この科目は、特別支援学校教諭免許状取得を目指す学部・専攻科の学生は必修になっており、一般教養科目および市民開放授業としても開講されています。

見学した6月20日は、ASD(自閉スペクトラム症)について、対面とオンラインのハイブリッド形式で授業が行われました。

ASDの特性に関する複数の理論を取り上げ、例えば「心の理論(他人の考えや心情を推測して理解する能力)」から始まり、「実行機能理論」や「社会脳理論」についての具体的な解説がありました。

永田先生がASDのある子どもに対する指導・支援の実際の映像視聴や説明もありました。また、社会的障壁、文化や社会など身近なものとの関係によって、障害(できないこと)が生じることなども学びました。

各回にテーマに沿った課題があり、そのテーマに対して自分で考えたこと、気づいたことなどを書くことになっています。

 

〇この科目を受講して、どのようなことを学んでほしいですか。
専門科目として学んでいる学生は、障害の概要や特別支援教育の幅の広さ、障害の有無に関わらずまずは一人の人間であるという観点に立ったうえでの、一人ひとりに合った支援を学んでほしいです。
一般科目として学んでいる学生は、障害に対するイメージを持ち、自分の分野において活かしていってほしいと切に願っています。