イベント

2020年度 大学改革シンポジウムを開催

2020年11月06日

 令和2年11月6日(金)、山梨大学大村智記念学術館(大村記念ホール)において、大学改革シンポジウム 『地域における価値創造と大学院教育の新たな展開』(主催:山梨大学、共催:山梨県立大学・(一社)国立大学協会、後援:山梨県)を本法人の共催事業として開催しました。

 本シンポジウムは、本法人の連携事業実施委員会の傘下にある“社会科学・地域貢献WG”が中心となって取組んでいる、「大学院教育による地域資源を高度に活用できる人材育成」のビジョンを参加者同士で共有し、第一線で活躍する研究者と共に、地域と大学が協働した価値創造について考える機会を提供することを目的としました。

 当日は、ライブ配信を併せて行い、自治体・企業・地域の方々を始め、両大学の学生・大学院生及び教職員など、約140名の参加がありました(オンラインでの参加は約100名)。本法人の副代表である清水一彦 山梨県立大学理事長・学長も参加しました。

 シンポジウムの冒頭、主催者を代表して本法人の理事でもある袖山禎之 山梨大学理事・副学長から開会の挨拶がありました。続いて、社会科学・地域貢献WGの座長でもある風間ふたば 山梨大学副学長から、大学アライアンスやまなしの枠組みで実施している大学院(修士課程)での新たな授業科目の実施状況など、具体的な連携事業の紹介がありました。

       

 その後、敷田麻実 北陸先端科学技術大学院大学教授による「多様性から価値を生み出すための学び」と題した基調講演、小林重人 札幌市立大学准教授による「自分たちが望む暮らしを自分たちで実現するためのソーシャルデザイン」と題した招待講演が行われ、大学院教育の在り方や地域課題への対応など、具体的な事例を交えた講演に参加者はメモを取るなどして熱心に聞き入っていました。

       

 また、シンポジウム後半には、杉山歩 山梨県立大学国際政策学部准教授をコーディネーターに、パネルディスカッションを行い、両講演者と風間山梨大学副学長が、“機能的価値から意味的価値への変化”や“これからの地方大学の可能性”、“大学での学び・研究の重要性”などについての活発な議論を展開しました。

       

 最後に、風間山梨大学副学長から、このシンポジウムにおいて学んだことを活かしつつ、両大学の連携事業を更に発展させていきたい、との閉会の挨拶がありました。

 多くのご参加ありがとうございました。